ピストンクラブについて

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5. そして現在

当初、若さとノリだけでスタートしたピストンクラブも、ふと気づいてみれば10年の月日を重ねるまでになっていました。なぜ10年もの間、こんなにも制限の多い活動を続けてこられたのか。本当のところは、我々にもわかりません。ただ、今後もなんだかんだといいながら活動は続いていくのだろうなという、漠とした予感のようなものはあります。

10年の月日は、我々の中にも、何らかの役割分担のようなものを作り出しました。全員4番、あるいは全員フォワードだった集まりが、それなりに「チーム」としてのまとまりを持つようになってきました。もちろん相変わらずそれぞれのメンバーは非常に個性的ではありますが、それぞれの個性に応じて、それなりに果たすべき役割を認識するようになってきています。これを、成長、というのでしょうか。

現在のピストンクラブには、「団長」という役職は存在しません(もちろん当初は存在しましたが)。ピストンクラブには、「団長」という役割は必要なかったのです。これは、アマチュアのアンサンブルとしては、他に類をみない特徴だと思っています。この不思議な共和制(?)の利点は、なんといってもコンサートでの演奏に現れています。ですから、ぜひともたくさんのみなさまにコンサートにおいでいただき、その楽しさを味わっていただきたいと思います。

(2000/9/19 和気しるす)


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